私立文系を卒業して国公立医学部再受験に挑戦する方のために

私立文系の大学を卒業した後に医学部再受験を志しました。2017年4月入学です。少しでもお役に立てれば幸いです。

化学②

化学①の続きになります。

重要問題集とリードLightノートを挫折した私は、改めて化学の勉強に一から取り組むことにしました。

そこで、理解を伴った暗記をしようと決めた私は、問題集ではなくまず参照用、そして暗記用として以下の参考書を購入しました。

⑤鎌田の理論化学、福間の無機化学、鎌田の有機化学(大学受験Doシリーズ)

(評価:★★★★★)

まずは、講義系の参考書で有名な大学受験Doシリーズの3冊です。

理論化学に関しては説明がやや難しめに書いてあるように感じますが、無機と有機の2冊に関してはよくまとまっており、センター試験だけではなく2次試験の直前まで読み返していたほどです。

ただ、これらの3冊だけを使いながら問題を解いていけるかというと、初学者にはややきついかなと思いますので、これらの本以外にもっと基礎的なことから易しく書いてくれている本が必要だと思います。

私にとってはこれらの3冊は参照用ではありましたが暗記用の本でもありました。

本当に役に立ってくれた参考書だと思います。

 

⑥新化学化学基礎+化学 チャート式 (評価:★★★☆☆)

学校の教科書代わりというわけではないですが、何か1冊基本的なことを網羅した参考書が欲しいなと思い、購入しました。

「化学の新研究」と迷ったのですが、新研究は文字が小さく、あまり聞かれない余分な知識まで載っていそうな感じだったので見送りました。

正直なところ、新研究を購入せずに最後まで2次試験レベルの問題に立ち向かえるのかどうか不安でしたが、結果的に新研究はなくても乗り切れました。

そこまでチャート式のこの本は使いませんでしたが、基本的な公式やその公式が成り立つ理由を丁寧に解説してくれていたので、問題に取り組んでいて何かちょっと引っかかる部分があれば調べるという感じでそこそこ役に立ったのではないかと思います。

 

これら2冊に加えて、「視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録」を購入し、新たな問題集を探しました。

そこで、出会ったのがこれら2冊の問題集です。

 

⑦ 化学(化学基礎・化学)基礎問題精講 (評価:★★★★☆)

化学の全分野から基礎的な部分に関する重要な問題を厳選してくれていました。

解説も見やすく丁寧で、一部に難しめの問題は含まれているものの、既に2冊の問題集を中途半端な状態で挫折して困っていた私を助けてくれた問題集です。

問題数が100ちょっとしかないので、全ての知識(特に無機)を網羅しているわけではありませんが、本の薄さもまたこの本の利点だと思いますので最初の1冊としてはかなりおススメです。

ただ、一部に難しい問題が含まれていて、解説を読んでも分からない問題がいくつかありました。

私は初学者だったので解説を読んでも分からない問題があるのは仕方ないと割り切り、深入りせずに飛ばしましたが、そこで躓いて考え込んでしまうのは勉強の初めの段階としてはあまり良くないと思いますので、もし私と同じように詰まってしまった人がいらっしゃったら飛ばしたほうがいいのではないかと思います。

 

⑧化学頻出!スタンダード問題230選 (評価:★★★★★+★)

化学の問題集の中で、一番やって良かった問題集です。

解説も分かりやすく、問題のレベルも基礎的、高くても標準レベルで私にとって最高の1冊でした。

特にこの問題集の解説で躓いた覚えがなく、他の本を参照しながらではありますが最後まで比較的早く解けて感動したのを今でも覚えているので、個人によって合う合わないは勿論あると思いますが私にとっては名著です。

この問題集のお陰で、重要問題集に最後まで食らいついていける能力を身に付けることが出来たと思います。

 

理解を伴った暗記を意識しつつ、これらの問題集をこなしたことで標準レベルの問題であれば大体解ける力を身に付けることが出来ました。

色々と迷走したものの受験期の中盤までにこれらの問題集に出会えたことは化学の勉強が手遅れにならなかったという意味で幸運だったかもしれません。

次回は、受験の中盤から終盤で使用した参考書を紹介したいと思います。

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化学①

それでは、化学の勉強法に行きたいと思います。

化学に関しては、元素記号すらあやふやな段階からスタートしたので、最初は本当に苦労しました。

ただ、中盤からどんどんと面白くなり始めて最後には私の貴重な得点源になりました。

2017年のセンター試験はなんとか1ミスで終えることができ、二次試験でも単科医大や他のトップクラス大学の医学部を除けば大体の大学で最低8割は取れる自信があり、実際の2次試験でも8割を超えていました。

ただ、反省点も数多くあります。

ですので、化学では時系列に沿って私がどのように勉強していったのか、今思うと失敗だったと思う部分も含めて参考書紹介とともに振り返りながら書いていこうと思います。

 

①岡野の化学が初歩からしっかり身につく (理論、無機、有機まで全て)

(評価:★★★☆☆)

まず、最初に私が購入したのはこちらのシリーズです。

初心者でも行けるとのことで購入して、理論化学から読んでいきました。

元素記号からあやふやで電子が何かすら忘却してしまった私でも読み進めることが出来たので、最初は比較的楽に読めました。

ただ、途中から「覚えるしかありません」という表現が増えてきたり、本当に基礎的なことしか書いておらず、出てくる化学反応式の細部にまで踏み込んだ説明があるわけではないので、「何でそうなるの?」と頭の中で思うことが増えてきたのでやや辛かった時もありました。

とはいうもののやはり私のような化学に対してほぼ初学者同然の人でも「読める」本でしたし、いちいち化学の原理を細かく説明していては途中で嫌になっていたかもしれません。ですので、最初のとっかかりとして考えれば十分役割を果たしてくれており、今振り返ってみるとこの内容でも致し方ないのかなという思いもあります。

結局、理論、無機、有機まで全ての本を購入しましたが、化学の勉強が中盤になってからは全く読み返すことがありませんでした。

書いてある内容が基礎的で、前述の通り反応の仕組みについて詳細にその原理を説明しているわけではないので、文字通り読んでも意味がないのです。

なので、良い意味でも悪い意味でも初心者向けだと思います。

私は読んだことがありませんが、「宇宙一わかりやすい高校化学」など他にも基礎レベルの参考書は出版されていると思いますので、それらを使用しても全く問題ないと思います。

 

②高校とってもやさしい化学基礎 (評価:★★★★☆)

酸化還元や酸塩基など岡野先生の本で分からなかった(分かりにくかった)ことをもう一度別の角度から見返すために岡野先生の本と並行して購入しました。

名前通り化学基礎の範囲に関して分かりやすく化学反応式に矢印などを用いて説明されており、原理なども丁寧に説明されていたので良かったと思います。

 

ここから私の問題集の迷走が始まります。

 

③化学重要問題集 (評価:★☆☆☆☆ 後に ★★★★★)

岡野先生の本を読みながら、やっていく問題集を探していた私は「重要問題集を完璧に仕上げれば大体の大学で化学を得点源に出来る!」という情報を多くの場所で見つけました。

その情報は後に正しかったと分かるのですが、少しでも早く化学を仕上げたかった私は1冊目の問題集としてこの問題集を選んでしまったのです。

出来る人もいらっしゃるのかもしれませんが、結果からいうと私には無理でした。

問題の意味が分からず、解ける問題も一応あるものの、分からない問題に対しては数十分かかることがざらで、しかも解説を読んでも書いてある内容が分からない…。

その状態のまま気付けば一か月以上経ってしまいました。

模試の結果も惨憺たるもので、さすがにこのままではヤバいと思った私は、次の問題集を探しました。

 

④リードLightノート化学 (評価:★★★☆☆)

重要問題集で挫折した私が次に手を出した問題集は、リードLightノート化学です。

この問題集は、重要問題集より易しめでポイントを押さえた穴埋めもあるし、良い教科書補助教材だと思います。

ただ、やはりこの問題集も結果として私は最後までやりきれませんでした。

それは、問題数が多すぎると感じたからです。

今考えてみると、特にそんなことはないのですが当時の私にとってはリードLightノート化学に出てくる問題でさえ難しく感じてしまっていました。

これは、独学の悪い部分が出てしまったかなと思います。

化学は無機は勿論ですが、理論や有機でも暗記が不可欠な教科です。

基礎となる知識を頭の中にインプットした上で、それを基に化学反応式を立てたり計算したりしていきます。

しかし、暗記する作業を怠っていた私は、問題を解く中で自分の知らない、あるいは覚えていない知識と出会ったときに逐一参考書に戻って調べていました。

その面倒な作業が延々と続いたことで嫌になってしまったのです。

また、リードLightノート化学の文章が無機質でやっていて余り楽しくなかったことも挫折した理由の一つです。

 

こうして重要問題集を挫折し、リードLightノート化学という決して難しくない問題集も挫折した私は根本的に考え方を改めて「理解を伴った暗記」に重点を置き、また再び別の問題集を探すことにしました。

そして、とうとうやって良かったなと感じる最後までやりきった問題集に出会うのですが、それは次の記事でまた書かせて頂きます。

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予備校か宅浪か?②

前回は私の意見として、勉強の環境が整っているのなら宅浪でもOKだが、少しでも不安があるなら予備校をお勧めするということを書きました。

私の同期の再受験の方たちの中には予備校に通っていた人もいらっしゃいますし、宅浪の人もいらっしゃいますが、意外と宅浪の人が多いです。

そこで、入学してから彼らと色々と話すうちに宅浪について感じたことを少し書いておこうと思います。

私が思った宅浪に向いている人は、

とことん自分に自信がある人です。

私の同期でも、「予備校にお金払って教えて貰う人が信じられない、高校レベルなら自分で勉強した方がよっぽど早いし効率的だ」と豪語する人がいました。また、そこまでいかなくても「予備校でも宅浪でも勉強しなければならない内容は一緒、それならわざわざ予備校に通わずに自分で勉強しようと思った。」と言う人もいました。

ちなみに前者の発言をした彼は日本のトップクラスの大学に優秀な成績で入学し、優秀な成績で卒業した人なのであまり参考にはならないかもしれません。

ただ、私自身に関しても、宅浪を選んだ理由は勉強する環境が整っていたからですが、確かに予備校に通うより自分で参考書をやった方が早いと思ったことも理由の一つではあります。

私は私立文系卒で学力には全く自信がありませんでしたし、実際に悲惨な状況でした。でも、これだけ参考書が数多く出版されていてネットでも受験に関してあらゆることが容易に調べられる時代にわざわざ医学部専門予備校や大手予備校に大金を払って通うことが最短で医学部に合格するための良い選択であるとは到底思えなかったのです。

なので、仮に私が一人暮らしではなく実家暮らしで勉強に集中できる環境が整っていなかったとしても恐らく自習室を借りる、あるいは喫茶店で勉強することを選んでいたと思います。

つまり、誰かに教えて貰わなくても自学自習で医学部の合格まで辿り着けるだろうという自信はあったのです。

もし入試で落ちていたら私は予備校に通わず宅浪を選んだことを後悔していたかもしれません。でも自分に自信を持って宅浪を選んだからこそ迷いなく勉強に集中することができ、結果として医学部に合格したこともまた事実です。なので、宅浪だろうが予備校だろうが自分が自信を持って勉強に専念できるような選択をすることが最も重要なのだと思います。

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英語②

大分と前の更新から時間が空いてしまいました。

そこまで忙しかったというわけではないのでただの怠慢です。本当にすみません。

とにかく一人でも多くの再受験生や現役生の方々の役に立つように更新していきたいと思います。

前回、私は英語に関して比較的得意と書きましたが、実際に英語の勉強を始めたのは20歳をとうに超えてからです。当然、海外経験もありません。

さらにいうと、会社から言われて受けたTOEICで最初に取った点数は400点半ばだったように記憶しています。400点半ばというと、超が付くほどの初学者です。

ちなみにTOEICの試験は最初リスニングから始まるのですが、私は開始10分で寝てしまいました。何を言っているのかさっぱり分からなかったからです。

ただ、会社からはTOEICで700点以上(出来れば800点以上)を取ることが強制ではないものの奨励されていたので、まるっきり無視というわけにはいきません。

それから数年間コツコツTOEICの勉強をしたことで、結果的に医学部の受験をする時に英語が比較的得意教科になりました。なので、あまり受験生の皆様には約に立たないかもしれませんが、私が思う英語の勉強において大事なポイントだけ書いておきたいと思います。

①単語や文法、構文

英語の勉強と言えば、単語や文法、構文があると思います。

ただ、私の意見では圧倒的にこの中で重要なのは単語です。

単語を先に固めておくことで、文法や構文の参考書を使用していくときに文中で使われている知らない単語にいちいち煩わされることがなくなり、効率が上がります。

また、英文和訳の問題でも使われている単語や熟語の意味さえ分かれば、たとえ文法や構文の知識がなくても無理やり文章の意味が通るように推測して和訳することも一応可能ではあります。

なので、もし私のように英語が苦手な人がいらっしゃったらとにかく毎日単語だけは憶えるようにして下さい。文法や構文は後から必ずついてきます。

私は最初英語の勉強を始めた時、文法の参考書が見るのも嫌だったので単語だけやっていました。勿論、文法や構文と並行して勉強するのが理想ではあるのですが、初期の頃は単語だけでも構わないと思います。

また、SVC分けはどうしても分からない複雑な文の場合のみ線を引いたりしてやればいいと思います。

②音読とシャドーイング

もうこれについてはどのサイトでもその重要性が語られていると思うのであまり多くは語りません。

ひたすら音読して、CDが付属されている参考書ではそれを聞いてシャドーイングをすればリスニング力も読解力も上がると思います。

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英語①

それでは、数学に引き続いて英語の勉強法について書きたいと思います。

ただし、英語に関しては比較的得意だったので余り勉強していません。

なので、今回の記事と次回の記事で英語の勉強に関しては終わらせたいと思います。

やった参考書の数が多いと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の勉強のペースは数日に1,2時間程度というところでした。

 

①センター英語満点のコツ (評価:★★★★☆)

発音記号とアクセント、文法が1冊にまとまった本です。

特に発音記号とアクセントに関してはこの1冊で大分とカバーされているので、これをたまに見直しておくだけでセンターレベルなら十分です。ただし、CDが付いていないので、発音記号やアクセントの勉強をこれまでほとんどしたことがない人は事前に何かCD付きの基礎的な本を1冊やっておくといいと思います。

ちなみに文法のセクションに関しては余裕のある人はやってもいいし、面倒な人はやらなくても大丈夫だと思います。

 

②関正生の英語の発音・アクセント プラチナルール(評価:★★★★☆)

アクセントや発音記号の知識が抜けていたので、私が最初にやった本です。

初心者でも分かりやすく書かれており、本も薄いので挫折せずに出来ると思います。

CDも付いていますので、知識をインプットするのにも役立つと思います。

 

③センター英語(リスニング)満点のコツ(評価:★★★☆☆)

センター英語のリスニング対策として購入しました。

一通りこの本に取り組み、実際にセンター試験のリスニング試験を受けて思いましたが、センター試験のリスニングは基礎的な単語で基礎的な内容しか聞かれないので、問題の形式さえ踏まえていれば、どのリスニング教材を使ってもそんなに変わらないだろうと思います。ですので、その意味ではどの教材を使っても良いと思います。

 

センター試験 英語(文法・語句整序・発音・アクセント・リスニング)の点数が面白いほどとれる本 (評価:★★☆☆☆)

文法に関しては聞かれやすいことを上手くまとめていると思います。

ただし、色んな分野を1冊にまとめた分、本が分厚く解説も薄くなっているので、この本1冊をやり込むよりは各分野の対策に特化した色んな本で対策した方が高得点を狙えると思います。

 

⑤全解説頻出英文法・語法問題1000 (評価:★★★★☆)

文法に関してはこれ1冊で十分ですが、昔の洋書で時々見かけるようなセンター試験レベルでは問われないであろう高度な表現や文法が時々含まれているように感じました。

解説も1問1問されていますが、そこまで詳しいわけではありませんので、万人向けではあるものの文法に自信のない人がいきなりこの問題集に取り組むのは余りおススメしません。

 

⑥ビジュアル英文解釈 (part1&2) (評価:★★★☆☆)

2冊あります。最後まで読み進めたのですがあまり印象に残っていません。

一つ一つの文章に対して丁寧な解説がされているので、取り敢えず書店で見て取り組めそうだなと思えば、取り組んでみても悪くはないと思います。

出版が20年以上前なのですが、昔の英文と今の英文でそこまで大きな違いはないのだな、と思いながら楽しく読めました。

 

⑦ポレポレ英文読解プロセス50 (評価:★★★★☆)

とにかく本が薄いのが特徴で、本の中身も英文を読む中で一瞬戸惑ってしまうような表現や文法が厳選され、解説されていました。

文章や段落の中から特定の文のみを取り出してきているので、読んでいて楽しくはありませんが倒置などの表現にいち早く気付くための訓練にはいいと思います。

 

⑧英文読解の透視図 (評価:★★★★★)

英語には多少の自信がありましたが、この本に関しては後半になってくるとなかなかスムーズに読み進めない文章が多く出てきて苦労しました。

1つ1つの文章に読解のエッセンスがつまっており、解説もかなり詳しいので本当に役に立ちました。英語読解の本の中ではトップクラスに役立つ本だと思います。

ただし、この本に取り組む前にある程度の読解力を身に付けておきたいところですのでもし始めの方の英文で苦労されるようであれば他の本に取り組んでもいいのかな、と思います。

 

他に、『やっておきたい英語長文700』や『大学入試 全レベル問題集 英語長文 6国公立大レベル』も事前に購入したのですが、ほとんど使うことなく受験を終えてしまいました。

 

 

 

 

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センター試験【数学】

センター数学の対策については、自分が書くまでもなく他のブログやサイトで徹底的に解説されているのでもういいかなと思ったのですがやはり自分の経験を書いておくことで一人でも誰かのお役に立てることが出来れば、と思ったので一応書いておこうと思います。

私が一番大事だなと思ったことは、「センター数学を舐めない」ことです。

医学部を目指すような方は基本的には2次試験用に難しい問題集をバリバリ解いているので、それよりも難易度の低いセンター試験はまぁいけるだろう、という感じで数週間前から対策をする方が多いと思います。

勿論、それで問題のない方もたくさんいらっしゃると思います。

でも数学が苦手な私は違いました。一応、Z会から出ている「解決!センター数学」という本を買ってちまちま進めていたので、悪くても1Aと2Bの両方7割~8割は取れるだろうと油断していたのです。

そんな状況で、12月の初旬に一度きちんと時間を図って、本番さながらにセンター試験の過去問でも試しに解いてみるかと思ってやったときの衝撃は今でも覚えています。

2,3年やってみたのですが全く点数が安定せず、平均して数学1Aが70点、数学2Bが50点しか取れませんでした。そこで、センター試験数学の怖さに初めて気付いて顔が青ざめました。

一度どこかで詰まってしまうと頭の中がものすごく混乱します。

詰まった時、その問題を飛ばして次の大問に進むか、それとも少し粘って考えるか、本当に苦しい決断を迫られます。そして、その中で時間を気にする余り精神的に追い込まれ、ちょっと考えれば解ける問題を飛ばしたり、飛ばした方がいい問題に時間をかけたりして失点が積み重なっていきます。

本番ではないのにこの有様なら、本番だともっと点数が取れる見込みは低くなるでしょう。もし数学がこければ、後に受ける教科に影響が出るかもしれませんし、センター試験の点数がその分下がれば、地方国立の医学部入試ではかなりビハインドを背負うことになりかねません。

そこで、センター試験数学の対策に時間を割くことを決断しました。

私がした対策は、各予備校から出ているセンター対策問題集をやり込むことです。

過去問は2,3年分を一度やっただけで、他は一切していません。

①「解決!センター数学」

1Aと2Bの2冊あります。前年の6月くらいからちょっとずつ進めていました。

そこまでレベルも高くなく、解説も適量だと思うのでおすすめです。

ただ、この類の参考書は他の予備校も出版していると思うので正直何でもアリだと思います。

②「合格る計算1A2B」

計算の基礎を固めるうえでとても役に立ちました。加法定理や倍角の公式の確認でとても重宝しましたが、他にも色々と有益なのでセンター対策として使える使い勝手の良い参考書だと思います。

③「マーク式総合問題集数学」「大学入試センター試験実戦問題集数学」

河合と駿台から出されているもので、1Aと2B合わせて合計4冊です。

私は、これらをきっちり一つ一つ時間を計って解き、2週してセンター試験で問われるパターンを把握し、問題を見た瞬間に手が動くようにしました。

センター試験で数学を受ける当日の昼休みもひたすら手を動かしていた記憶が今でもあります。

以上の対策に取り組み、なんとかセンター試験本番では1Aは8割前半、2Bは8割中盤の点数を取ることが出来ました。

ハッキリ言って医学部受験生としては低い点数です。もしかしたら予備校の予想問題集よりも過去問をやり込んだ方がより伸びたかもしれません。

ただ、私としてはよくこの点数まで上がったなという感じで、本当にセンター試験数学対策に時間を割いて良かったなと思っています。

ですので、いくら私立文系出身と言えど私ほど数学が苦手な人はそうそういないとは思いますが、もし数学が苦手な方がいらっしゃったら、是非早めにセンター試験数学の対策をしておくことをお勧めします。

 

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数学⑤

今回で数学の参考書紹介は終わりとなります。

本当であればもっと各参考書の詳しい使い方について語りたいのですがそれだと全ての教科の紹介を終えるのに数年かかってしまうかもしれません。

なので、取り敢えずこれでご勘弁下さい。

 

⑥合格る確率 (評価:★★★★★)

確率という分野はセンターでも2次試験でも点差がつく重要な得点源になってくるのではないかと思っていました。なので、最初は「ハッと目覚める確率」を購入したのですがどうも私には合いませんでした。

そこで、合格る確率に乗り換えることにしたのですが解説も分かりやすくレイアウトも見やすいのでこれ1冊で確率分野はいいやと思えるほど感触が良かったです。

最初の方は超基本的な事項から扱ってくれていて段々とレベルが上がっていくのですが終盤になってくると東大レベルを超えようかという段階までになります。

そこまでのレベルは私には必要ありませんでしたので、問題が100個あるうちの90あたりまでを繰り返し約3週しました。2週目、3週目は最初の基礎レベルの問題をある程度飛ばすことが出来ると思いますのでそこまで時間もかからないと思います。

ただ、確率分野が出やすい大学と出にくい大学があると思いますので、確率にそこまで時間を割くのかどうかは事前にしっかりと決めておかないといけない部分だと思います。

 

⑦国公立標準問題集CanPass (評価:1A2B★★★★☆、3★★☆☆☆)

2次試験の数か月前あたりから始めてそれぞれ1週しました。

1A2Bに関しては本当に標準問題レベルが揃っていて、ある程度解説も分かりやすく良かったと思います。ただ問題のレベルが少し足りないと思いますので、やはりもう少し上のレベルの問題集は必要になってくると思います。 また、問題数が少ないのがメリットにもデメリットにもなるかなという印象です。

3の方に関しても1A2Bとあまり変わりはないのですが解説が不十分で理解しきれなかった所がいくつかあり、問題のレベルも私にとっては1A2Bと比べるとやや高めに感じられたので正直やや中途半端な印象を感じてしまいました。

ただ、数3の膨大な範囲を少ない問題数に上手く凝縮してくれているのは良かったと思います。

 

微積分 基礎の極意(一部しかやっていないので評価不能)

評判が良かったのでやってみたのですが、最初の方の計算問題をして、後はたまに取り出して眺めるくらいでした。

読み物としてはすごく興味深く、辞書的な使い方で問題を解いていてあれっ?と思ったことを調べるのに向いている本だと思います。

第3部も難しい問題が揃っているので、私は時間の制限もあり1対1からここまで辿り着けませんでしたが、時間に余裕のある人はやっておくと恐らくほとんどの地方国公立医学部レベル(単科医を除く)では数3の微積分の分野に関して他の人より優位に立てるような実力がつくと思います。

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