数学②
前回の数学①の続きということで、私がやった具体的な参考書について述べていきます。
たすきがけも出来ないし解の公式も言えない。数学3なんて見たことも聞いたこともない。
こんな状況では二次試験、いやセンター試験レベルでさえ辿り着けるか分かりませんでした。
でも、やらなければ辿り着かないし始まらない。
というわけで、私が一番最初にやり始めたのは、『白チャート』です。
白チャートをⅠA、ⅡB、Ⅲと一式新しくネットで注文して取り組み始めました。
具体的なやり方として、私は例題とその下のEXにのみ取り組んで、エクササイズや定期試験対策コーナーなど問題が複数集まっているページに関しては完全にスルーしました。
例題に関しては解くのではなく最初から解答を見て流れを理解する。そして例題の下のEXに取り組むという至って普通のやり方です。
問題をスルーした理由に関しては、私の場合、知識に穴があるというよりは何も土台がない更地のような状態なので、まずは一度数学の範囲に関して一通り目を通した方が良いと考えたこと。そして、受験を国立のみに絞っていたのでセンター試験である程度良い点数を取らなければならず、他の教科を考えると単純に時間がなかったからです。
勿論、こんな状況なので正直、『白チャート』といえど理解に苦しむところもありました。お恥ずかしい話ではありますが、特に弧度法や図形といった分野に関しては中学生レベルの数学の参考書を見ながら進めていったこともあります。
ただ、私にとって良かったことは今の時代、ほとんどの数学の基礎的な事項、例えば公式の証明や典型的な問題に関しては中学レベルであっても高校レベルであってもネットに載っています。ですので、分からないところに関しては常にネットで調べながら勉強していました。
結局、こうして日々白チャートに取り組んでいたのですが、なんやかんやでⅡBまで終わるのに半年ちょっとかかりました。
しかも数学Ⅲのチャートには辿り着けませんでした。
こうして振り返ってみると本当に酷い有様だったなと自分でも思いますが、白チャートである程度は下地を作れたかなという印象もあるので、正直白チャートに関してはやって良かったかなという実感は少しあります。
ただ、やはり怖かったのは挫折です。
ですので、気分が乗らない時、私は例題の下のEXに関してはセンターマークの印が付いているところだけやって他の問題は無視し、一日のノルマを無理やり早めに終わらせていました(例題に関しては全ての問題についてきちんと見ましたが)。
数学①で1年半結構な時間を数学に費やしてきたと記事に書きましたが、私立文系卒で数学力が低く、数学が嫌いな私にとっては「一度嫌いになる→手をつけなくなる→気合いを入れ直して取り組む→手をつけていない間に数学力が衰えてもっと分からない→嫌いになる→手をつけなくなる→・・・」のループが起きやすかったです。
なので、無理やり一日のノルマ(1日10ページ等)を決めて数学と触れ合うようにしていました。今でも数学は好きではないですが、毎日数学と触れ合っていたことで何とかある程度のレベルまで達することが出来たのかなと思います。