私立文系を卒業して国公立医学部再受験に挑戦する方のために

私立文系の大学を卒業した後に医学部再受験を志しました。2017年4月入学です。少しでもお役に立てれば幸いです。

数学⑤

今回で数学の参考書紹介は終わりとなります。

本当であればもっと各参考書の詳しい使い方について語りたいのですがそれだと全ての教科の紹介を終えるのに数年かかってしまうかもしれません。

なので、取り敢えずこれでご勘弁下さい。

 

⑥合格る確率 (評価:★★★★★)

確率という分野はセンターでも2次試験でも点差がつく重要な得点源になってくるのではないかと思っていました。なので、最初は「ハッと目覚める確率」を購入したのですがどうも私には合いませんでした。

そこで、合格る確率に乗り換えることにしたのですが解説も分かりやすくレイアウトも見やすいのでこれ1冊で確率分野はいいやと思えるほど感触が良かったです。

最初の方は超基本的な事項から扱ってくれていて段々とレベルが上がっていくのですが終盤になってくると東大レベルを超えようかという段階までになります。

そこまでのレベルは私には必要ありませんでしたので、問題が100個あるうちの90あたりまでを繰り返し約3週しました。2週目、3週目は最初の基礎レベルの問題をある程度飛ばすことが出来ると思いますのでそこまで時間もかからないと思います。

ただ、確率分野が出やすい大学と出にくい大学があると思いますので、確率にそこまで時間を割くのかどうかは事前にしっかりと決めておかないといけない部分だと思います。

 

⑦国公立標準問題集CanPass (評価:1A2B★★★★☆、3★★☆☆☆)

2次試験の数か月前あたりから始めてそれぞれ1週しました。

1A2Bに関しては本当に標準問題レベルが揃っていて、ある程度解説も分かりやすく良かったと思います。ただ問題のレベルが少し足りないと思いますので、やはりもう少し上のレベルの問題集は必要になってくると思います。 また、問題数が少ないのがメリットにもデメリットにもなるかなという印象です。

3の方に関しても1A2Bとあまり変わりはないのですが解説が不十分で理解しきれなかった所がいくつかあり、問題のレベルも私にとっては1A2Bと比べるとやや高めに感じられたので正直やや中途半端な印象を感じてしまいました。

ただ、数3の膨大な範囲を少ない問題数に上手く凝縮してくれているのは良かったと思います。

 

微積分 基礎の極意(一部しかやっていないので評価不能)

評判が良かったのでやってみたのですが、最初の方の計算問題をして、後はたまに取り出して眺めるくらいでした。

読み物としてはすごく興味深く、辞書的な使い方で問題を解いていてあれっ?と思ったことを調べるのに向いている本だと思います。

第3部も難しい問題が揃っているので、私は時間の制限もあり1対1からここまで辿り着けませんでしたが、時間に余裕のある人はやっておくと恐らくほとんどの地方国公立医学部レベル(単科医を除く)では数3の微積分の分野に関して他の人より優位に立てるような実力がつくと思います。