私立文系を卒業して国公立医学部再受験に挑戦する方のために

私立文系の大学を卒業した後に医学部再受験を志しました。2017年4月入学です。少しでもお役に立てれば幸いです。

化学③

化学②の続きになります。

「化学頻出!スタンダード問題230選」という問題集に出会って何とか化学の勉強の楽しさを知った私は、化学の勉強の仕上げに入りました。

 

⑨国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学 (評価:★★★☆☆)

230選が終わった後は1度挫折した重要問題集に挑もうとしたのですが、また挫折したら今度こそ立ち直れなくなると思いもう1冊標準的な問題集を仕上げることにしました。

結論から言うとこの問題集はカットできたかなと思います。問題のレベルは230選よりやや高いのですが解説は売り文句にあるほど詳しいわけではないので、いずれにしても今振り返るとレベルが中途半端だったかなという印象です。

到達目標によってはこの問題集を有効的に活用することも可能かもしれませんが、医学部志望者にとってはもう少し広い範囲でもう少しレベルの高い問題を極めるということが点数の安定につながってくると思いますので、その視点でいえばこの問題集はやや使い方に困るといった印象です。

 

⑩化学重要問題集 (評価:★★★★★)

標準レベルの問題を何とか解けるようになった私はもう一度この問題集に取り組み始めました。

最初にやったときは問題が難しく解説が簡素なので苦痛しか感じなかったのですが、標準レベルの問題を解く力があればA問題に関してはほとんど詰まることなく解けるし、もしB問題で詰まった時でも解説を読めば分かると思います。

私が思う重要問題集の利点は載っている問題の種類が豊富である程度レベルも高いということです。つまり、受験期の後半はこの1冊を繰り返しやっておくだけで最後まで戦うことが可能です。

私は受験が終わるまでにこの問題集を3週しました。全ての問題を含めると250問以上あるのですが、最後の方はそれら全ての問題を最初から解き直しても1ヶ月かかりませんでした。

ただし解説は要点を確かに押さえているのですが、何分簡素なのでもしかしたらそこで時間がかかってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

この問題集はじっくり解くタイプではなくガンガン解いていくタイプだと個人的には思いますので、難しいな、毎日やってるのに全然進まないなと思ったら是非1度もう少し難易度の易しい問題集を1冊やってみることをお勧めします。

そちらの方がもしかすると最終的に重要問題集を早く解き終わることが出来るかもしれません。

 

⑪理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録 (評価:中途半端にやったために評価不能)

重要問題集と並行して化学の問題集としては最難関に入る新演習も中途半端ではありますが進めました。

無機の範囲に関しては2周しましたが、理論や有機に関しては重要問題集で分からなかった問題や間違ってしまった問題に似ている問題を探してちょこちょこと解く程度でした。

私は重要問題集の補完的存在として使ったのですが、単科医や最高峰の大学の医学部になってくるとこちらの問題集がメインになってくるのかもしれません。

解説もこの問題集をやる人であれば分かる程度に詳しく書いてあり、特に問題はないかと思います。ただ、ギュッと解説に細かい文字が詰まっているのであまりレイアウトは好きではありません。

パラパラと眺めているとこんな問題出るのだろうか?といった特殊な問題やこんな知識聞いたことないし知らないと答えられないだろうといった問題が数は少ないですが散見されます。

計算も大分と面倒なものが多く1問1問に時間がかかるので、単科医を除く中堅国立医学部までを志望するのであれば重要問題集をメインで進めれば個人的には十分だと思います。

 

以上の問題集が、私が手を出した主な問題集になるのですが化学の勉強に関してはいくつか反省点もあります。

ですので、次はそれらについて書き、化学の勉強法は終わりにしたいと思います。