私立文系を卒業して国公立医学部再受験に挑戦する方のために

私立文系の大学を卒業した後に医学部再受験を志しました。2017年4月入学です。少しでもお役に立てれば幸いです。

物理を選ぶか?生物を選ぶか?②

前回は、理科の選択科目として生物を学ぶことは医学部受験において不利に働くのではないかということを書きました。

なので、今回は生物を選択して良かった点を書いていきたいと思います。

やや苦しいところもあると思いますがそこは見逃して頂けると幸いです。

 

①点数の安定性

生物は高得点(満点付近)が極めて取りにくい教科ですが、記述でよっぽど頓珍漢なことを書かなければ大抵の場合減点で済みます。

また、考察ではなく単純に語句をしっかりと暗記しているだけで解ける問題が点数の30%前後を占めていることが多いので、語句だけきっちり暗記していれば点数が壊滅することはほぼありません。

なので、物理に比べると点数の安定性が高い分志望校の赤本を解いておけば自分がどのくらい点数を取れるか事前にある程度信頼性の高い予測ができるようになります。

その分受験戦略をしっかりと立てられるようになるので、他の教科にもプラスになるとも言えます。

②一度覚えたら後は楽

生物はひたすら暗記勝負です。量は膨大ですがただ覚えるだけで済みます。

私は数学が苦手だったので、迷うことなく生物を選びました。

最初は自分の知らないことばかりで参考書を読むのに時間がかかりましたが、一度それらを記憶してしまえば、後はやることといえば記憶のメンテナンスだけです。

なので、暗記の得意な人であれば一度覚えた後は忘れないように同じ本をただ読み返すだけである程度の点数を維持できるので、その分の馬力を数学や英語に回すことが可能です。

(③医学部に合格した後が楽)

これは受験後なので直接は関係ありませんが、生物を選択した人は医学部に入った後もある程度楽です。

医学部に入った人が一番最初に習う科目が細胞生物学なのですが生物を勉強した人であればすっと頭に入ってくると思います。他にも免疫などの科目でもやはり高校時代に生物を学んでいた人は講義を聞くのが楽だと聞いています。

 

ということで、今回は生物選択の利点に関して書きました。

どうしても物理と比べてしまうと高得点という観点からは不利になってしまうのかもしれませんが、その差は教科の好き嫌いで簡単に埋まるような矮小なものだと思います。

なので、生物が好きな人は勿論ですが物理の勉強はしっくりこないけど生物はやってて楽しいというような人は是非生物をそのまま勉強していくことをお勧めします。

私は生物を勉強していて楽しかったし、勉強して良かったと感じています。

次回は、生物の参考書紹介をしたいと思います。