化学②
化学①の続きになります。
重要問題集とリードLightノートを挫折した私は、改めて化学の勉強に一から取り組むことにしました。
そこで、理解を伴った暗記をしようと決めた私は、問題集ではなくまず参照用、そして暗記用として以下の参考書を購入しました。
⑤鎌田の理論化学、福間の無機化学、鎌田の有機化学(大学受験Doシリーズ)
(評価:★★★★★)
まずは、講義系の参考書で有名な大学受験Doシリーズの3冊です。
理論化学に関しては説明がやや難しめに書いてあるように感じますが、無機と有機の2冊に関してはよくまとまっており、センター試験だけではなく2次試験の直前まで読み返していたほどです。
ただ、これらの3冊だけを使いながら問題を解いていけるかというと、初学者にはややきついかなと思いますので、これらの本以外にもっと基礎的なことから易しく書いてくれている本が必要だと思います。
私にとってはこれらの3冊は参照用ではありましたが暗記用の本でもありました。
本当に役に立ってくれた参考書だと思います。
⑥新化学化学基礎+化学 チャート式 (評価:★★★☆☆)
学校の教科書代わりというわけではないですが、何か1冊基本的なことを網羅した参考書が欲しいなと思い、購入しました。
「化学の新研究」と迷ったのですが、新研究は文字が小さく、あまり聞かれない余分な知識まで載っていそうな感じだったので見送りました。
正直なところ、新研究を購入せずに最後まで2次試験レベルの問題に立ち向かえるのかどうか不安でしたが、結果的に新研究はなくても乗り切れました。
そこまでチャート式のこの本は使いませんでしたが、基本的な公式やその公式が成り立つ理由を丁寧に解説してくれていたので、問題に取り組んでいて何かちょっと引っかかる部分があれば調べるという感じでそこそこ役に立ったのではないかと思います。
これら2冊に加えて、「視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録」を購入し、新たな問題集を探しました。
そこで、出会ったのがこれら2冊の問題集です。
⑦ 化学(化学基礎・化学)基礎問題精講 (評価:★★★★☆)
化学の全分野から基礎的な部分に関する重要な問題を厳選してくれていました。
解説も見やすく丁寧で、一部に難しめの問題は含まれているものの、既に2冊の問題集を中途半端な状態で挫折して困っていた私を助けてくれた問題集です。
問題数が100ちょっとしかないので、全ての知識(特に無機)を網羅しているわけではありませんが、本の薄さもまたこの本の利点だと思いますので最初の1冊としてはかなりおススメです。
ただ、一部に難しい問題が含まれていて、解説を読んでも分からない問題がいくつかありました。
私は初学者だったので解説を読んでも分からない問題があるのは仕方ないと割り切り、深入りせずに飛ばしましたが、そこで躓いて考え込んでしまうのは勉強の初めの段階としてはあまり良くないと思いますので、もし私と同じように詰まってしまった人がいらっしゃったら飛ばしたほうがいいのではないかと思います。
⑧化学頻出!スタンダード問題230選 (評価:★★★★★+★)
化学の問題集の中で、一番やって良かった問題集です。
解説も分かりやすく、問題のレベルも基礎的、高くても標準レベルで私にとって最高の1冊でした。
特にこの問題集の解説で躓いた覚えがなく、他の本を参照しながらではありますが最後まで比較的早く解けて感動したのを今でも覚えているので、個人によって合う合わないは勿論あると思いますが私にとっては名著です。
この問題集のお陰で、重要問題集に最後まで食らいついていける能力を身に付けることが出来たと思います。
理解を伴った暗記を意識しつつ、これらの問題集をこなしたことで標準レベルの問題であれば大体解ける力を身に付けることが出来ました。
色々と迷走したものの受験期の中盤までにこれらの問題集に出会えたことは化学の勉強が手遅れにならなかったという意味で幸運だったかもしれません。
次回は、受験の中盤から終盤で使用した参考書を紹介したいと思います。