再受験生から見た医学部入試問題とは
久し振りのブログで大変申し訳御座いません。
国語や倫理・政治経済の勉強法の需要があるのかどうか分からずそこまで書くモチベーションが上がりませんでした。
なので、ちょっと今回は再受験生から見た医学部入試について語ってみたいと思います。
※女性に対する差別に対しては今回は触れません。
今年の後半期は(現在でも)、皆様が知っておられるように医学部入試における差別問題が吹き荒れておりました。
私の大学は国立ですのでこの話題が学生間でそこまで盛り上がることはないですが、やはり再受験生同士で話していたりするとこの話題がちょくちょく出てきます。
私がこの問題に対して最初に思ったことは、「多浪や再受験生に対して国立でも私立でも差別するならどうぞご自由に。ただし、その旨をきちんと入試要項に書いておいて下さいね。」という1点に尽きます。
国立、私立に関わらず差別があるかもしれないという状況で、そのハンデを乗り越えて現役生を上回る力を見せつけなければならないということは実際に私も受験勉強をしている上で常に考えていました。つまり、差別があるのを前提として捉えた上でそれを乗り越えようとする考えです。
そして、私の同学の再受験生たちの多くも個人差はありますが概ね上記の考え方のようです。ただ私自身引っかかるのは、この台詞は私たちが受かったからこそ言えるのではないかということです。
もし落ちていたら私は就職先を探して受験を諦めていた可能性が高いです。
そんな状態で「医学部で不正入試」というニュースを聞いたとしたらまた違った考えを持っていたのではないでしょうか。
一般的に難関とされる医学部に入ろうと必死になって長年、あるいは再挑戦して頑張っている人もたくさんいるはずで、その人たちに対して一律に不遇な扱いをしてしまうのが本当に正しいことなのか。
「そもそも差別があることを前提としていること自体おかしいことではないか?」
まずはそこから考えていくことが大切なのではないかと思います。